鳥取市芸術家支援策「芸術家バンク」始まる。
- アトリエ主
- 2020年10月23日
- 読了時間: 2分
こんばんは。アトリエ主です。
コロナ禍で芸術活動の制限にあえぐアーチスト達に対し、この度、鳥取市が「バンク」として作家登録制度を始める。というニュースが舞い込んできました。
これは、市のホームページ上で作家のプロフや作品を紹介し、掲載されている連絡先を使えば、直接問い合わせも可能。市ゆかりの作家たちの活躍の場を、少しでも拡大できれば・・・という政策です。
米子在住者には、あまり関係ないニュースなのですが、こうした行政の取り組みには少なからず感謝の意を表します。
実際の事を言いますと、このような登録行為から、例えば発注が増加するなどという期待は皆無に思います。制度そのもののPRが強烈かつ継続的でない限り、この制度を活用しようとするクライアントは現れないでしょうし、逆に、作家が告知に利用するとしても、行政のHPを入り口とするものには限界があるかもしれません。
鳥取「県」が過去に打ち出した、アーチスト地域活性化助成(鳥取県アーチストリゾート政策を発端とする)も認知度は決して良いとは言えず、結局、自己責任によるフィールド開拓というリスクが伴うとなれば、期待された芸術家の移住などの壁は、まだまだ高いといえます。
にしても、作家に対して、そっぽを向くような故郷でないことが分かっただけでも良かったと思います。
このような登録制度は、官民問わず、有料無料のサービスとして近年増え始めているようです。ただ、率直に申せば、その制度自体のPRの乏しさ。また、マネジメントは一切、作家の自己責任。など「やりっぱなしの名刺入れ」的コンテンツが多く、利用に値しないものもあるようです。
アトリエ主は、国家資格有資格者として、とある名簿に名を連ねますが、これは登録すること自体に価値があるものとして認識されます。
まあ、そこまで行かないにしても、登録者として引き受けた以上、「我が登録アーチスト!」として十把ひとからげでも良いから、大々的に打って出る。くらいの意気込みは欲しいところです。
求めすぎでしょうか(^▽^;)?
アトリエ主でした。

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