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県外の美術展に参加。高レベル!出品者停滞に負けるな!

  • アトリエ主
  • 2019年11月5日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。アトリエ主です。


先日、イレギュラーで出品していた兵庫県宍粟市の美術展(宍粟市展)が最終日となり、表彰式、作品撤収を終えてまいりました。

以前、鳥取県境を超え、音水、赤西などの美景を取材したおり、意外なご縁とともに出展のお誘いを頂いたため、急遽新作の出品とあいなりました。

地元米子市の美術展への出品も(時間的に)おぼつかない中、県を超えての作品出品には迷いもありましたが、宍粟市は「近畿方面から鳥取県へ、平易な街道をもって通ずる要衝」との認識がありましたので、少しでも鳥取県を近く感じていただきたく、出品を決意いたしました。


そもそも、市民参加からなる祭典「市展」に県外からの参加が可能なのか?ということになりますが、米子市もしかり、近年の出品者停滞によりその垣根を下げ、広い美術文化交流の場とすることが主流となりつつあります。(ただ、作家自身が直接会場へ運び込むこと。などのある程度のエリアリングはなされております。)


さて、出品者の増加が見込めない近年において、展示内容までその質を下げているのかといえば、それはとんでもない間違いです。この宍粟市展においても、けた外れの技術と感性で彩られた作品群に目をみはります。

ネットなどで、地域を通り越して創作を発表することも可能ですが、まず、自分がここにある感謝を通じ、辛くとも大作を造り、地域の方々を感動させようと研鑽し、交流をもって自身の作品にまた向き合う方々の作品は、たとえそれが趣味であろうと一味も二味も違います。

地方美術展は、高名作家を使った巨大な催しが難しい時代となりましたが、在野の美術愛好家による展示も大きなポテンシャルを秘めておりますし、また作家にとっても、低コストで巨大な展示が身近で実現できるのではないでしょうか。


地域の方に愛される作家は、全国でもきっと永く愛されると思います。一度、地元の美術展を見直してみるのも良いかもしれません。


最後に、市展会場でフレンドリーにお声がけくださった皆様、身を切って開催に当たられた自治体・関連団体の皆様、本当にありがとうございました。


アトリエ主でした。

 
 
 

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