灯台に行こう。導きと良縁が、かならずもたらされる。
- アトリエ主
- 2019年7月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年2月1日
こんばんは。アトリエ主です。
先日、好きな場所のひとつ、美保関へ行ってきました。
美保神社と仏谷寺を参拝、青石畳や漁港を歩き、美保関灯台の喫茶店に入るという、アトリエ主の混沌とした日々においては極上の半日を過ごしてきました。
島根半島の東西には文化財指定を受けた、美保関、日御碕、両灯台が所在しています。
これ以外にも、山陰には素晴らしい景観をともなう灯台が多いので、時間があれば見学するようにしています。
よく、灯台は人生の道しるべなどというたとえを見聞しますが、アトリエ主にとってもまさにその通りで、数々の良縁や導きを頂きました。灯台の地を訪れたことにより、地域のコミセンや民宿、顕彰護持会、復元建築に携わったご関係の方等との貴重な出会いがあり、作家としての方向性を際だたせることにもなりました。
最近気に留めているのが、美保関に眠る江戸時代の船乗り「清蔵さん」
このかたは、1788年、犬吠崎沖で嵐にあい漂流。仲間と共に伊豆諸島「鳥島」に漂着し、壮絶なサバイバルの末、1797年、脱出して生還しました。この物語は、北大路欣也主演の映画「漂流」や吉村昭著「漂流」などから読み取ることができます。
少年のころ夢中になった物語の登場人物が、この美保関に眠ると知ったときの衝撃は忘れません。
これを導きととるか、何かの縁ととるかは判断できませんが、壮大な史実にまた一つ、この地から繋がったことに静かな興奮を覚えるのでした。
アトリエ主でした。

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