年末ロストと青春(ミポリン)ロスト
- アトリエ主
- 2024年12月30日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年12月30日
こんばんは。アトリエ主です。
年末にだけやってくる鬱なこと。
知人からの喪中ハガキが集まってくることです。
その数も年々増加。もちろん親戚レベルでは、わが家系もそれを免れることは出来ません。
そういう年齢なのだなあ。と再確認する寂しい時節でもあります。
また今年は、有名人、芸能人の訃報においても、自分の人格形成にかかわった愛すべき方々が多く旅立たれました。
自身が創作活動に携わっているので、特にアーチストの訃報に接すると落ち込みます。
最大の衝撃は、中山美穂さんの訃報でした。
歌手であり作詞家であり俳優。アイドルとしての彼女については若干の世代ズレがあるのですが、そのさまざまな才知はアトリエ主の青春の主格をなす存在であったことは言うまでもありません。
思いで深いのは、映画「波の数だけ抱きしめて」でしょうか。
バブル時代(90年初頭)の青春映画ですが、やんちゃな役回りが多かった彼女が、うっとりするようなお嬢様の役で主演し、光り輝いていました。
それこそ、アトリエ主の青春の主戦場であった「湘南海岸」を舞台にした群像劇で、FMラジオ創設の物語を絡ませた音楽性の高い映画でもありました。
劇中の彼女の、小麦色の肌にピンクのルージュ、というファッションには、当時その身近さ故あまり刺さるものではありませんでしたが、今思うと心臓がひっくり返るくらいときめいてしまいます。
そのキャラクターと地続きの存在であった彼女の訃報は、青春時代の一コマのロストでもあります。本来はアトリエ主よりも長く生き、間際に想いうかべる、幸福の象徴であったはずでした。
年の瀬に、寂しい記事にしてしまいました。
ただ、時代の一コマを思い浮かべ、満ちた気持でもあります。
中山美穂さん。ありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。
アトリエ主でした。
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