夢空間・都市パース
- アトリエ主
- 2022年6月8日
- 読了時間: 2分
こんにちは。アトリエ主です。
昨日、ご依頼いただいておりました都市パース図を、無事納めさせていただきました。
ご関係の皆様、誠にありがとうございました。
予め了解はいただいておりましたが、制作時間がとれない中お待たせばかりさせてしまい、クライアント様にはひやひやさせてしまったかもしれません。本当にすみませんでした。
しかしながら、パース図のご依頼には、いつも胸高鳴るものがあります。
ひとこと「楽しい」とは言えないのは、厳しさもそれ以上に内在している為ですが、モノづくりに携わる者にとっては、まるで「夢空間」を操るかのような時が経つのを忘れるほど没頭できるお仕事に思います。
もっとも厳しいと思うのが、図面が完成に近づくにつれ、比例してクライアント様のぼんやりしていたアイデアが、どんどん明確化してゆく。。つまり、土壇場になって、図面の描き替えリスクが高まることを意味します。
それは、パース図の本来的な役割が機能していて、作家冥利に尽きるというものですが、思わぬ出費や時間の浪費に繋がります。
その点、事前のディスカッションをしっかりいただいた今回のクライアント様には、思うように取り計らいいただき、本当に助かりました。
今回の業務でそれはありませんでしたが、パース図あるあるとして、「すべて盛り込みたい気持ちをコントロールしなければならない」というものがあります。
例えば、
”メインの建物以外にも、最寄り駅とアクセスが良い、桜の公園がすぐそこ、背景に名山と海があるなど、全部一枚の絵で表現したい。”
などと、もはや何が描きたいのか分からない図面になりそうな時があります。
作家でさえその妄想に囚われますので、まこと、魅(魔)力的なお仕事だと言わざるを得ません。
CADによるデジタルグラフィックや、ドローンによる空撮など、パース図に代わる検討素材は増え続けておりますが、手描きによる妄想度倍増のパース図もまだまだ需要があるようです。
ゼネコンへの委託が前提となり、パースが高額で作成できない時など、当アトリエがとりあえず安く形にしたりします。ご縁がありましたら、お声がけくださいませ。
さりげなくCMでしたw。アトリエ主でした。

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