古民家を描く。家の灯りが悠久を刻みます。
- アトリエ主
- 2019年6月26日
- 読了時間: 1分
こんにちは。アトリエ主です。
今月最も緊張したお仕事が、先般やっと納品にあいなりました。
江戸時代から続く旧家のご頭首から、
「わが家を描いてほしい」というご依頼を受け、この度その館の油彩画を描かせていただきました。
それがやっと完成したのです。
最も心砕いたのは「朽ちることのない古さ」
ヒントとなったのは、ご頭首が日々ネジを回し続ける柱時計でした。
暮しがある限り、古いものでも時を刻んで未来を迎えてゆくんだなと。
火ともし頃にスケッチし、屋内の灯りが煌々とする姿を描きました。
現実、館の維持管理には膨大な手間と経費がかかります。が、それはほぼご頭首の負担。
できれば絵画の代金はご遠慮し、お屋敷のお役に立ててほしいとも思うのですが、私の絵画は某T百貨店が取引しているので無理でした。
すみません。ですが、ご頭首様の御心に何か残せたのは幸いでした。
ますますお元気で。これからも素晴らしいお屋敷を伝え続けてください。
アトリエ主でした。

コメント