伯耆の作家は大山に始まり・・・(2)
- アトリエ主
- 2023年3月3日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年4月14日
前回よりの続きです。
大量の素案を作っては捨てを繰り返しているうち、はたと気付いてしまいます。
ぐるぐると、同じ素案を繰り返し作っていることに。。。
つまり、頭の中に何やら凝り固まった部分があって、どうしてもそれが発現してしまう。
今回は、違う側面から表現したい。なのに「山を描くならこれ」というような、固定された常識が、新たな創作行為の邪魔をするのでした。
今までは、他の作家さん(親しい仲間から、高名な先生まで)の作品を見るなど、適度なショックを受けることで、そのようなことに苦しむことはなかった。
ただ、コロナ禍が長引くなかで、様々な芸術鑑賞、また、取材旅行や異ジャンルの方々との交流など、そのような良い意味でのショックを受ける機会は激減していたのでした。
かといって、このままでは進展を見ることができません。やはり、最後はモチーフに問うことになるのでした。
大山は、海から山体が立ち上がる独特の眺めを持っています。それが顕著に観察できるのが弓ヶ浜です。
最近、この弓ヶ浜に鳥取から延びるサイクリングロード「鳥取うみなみロード」の西端、「弓ヶ浜サイクリングコース」の整備が終わったと聞きました。夜勤帰りの夜明けを狙って回り道。サイクリングコースの一端を歩いてみることにしました。
ただ、実は米子からの風景をこだわって描く者にとって、このロケ地はあまり適切でないことは周知されているのでした。
なぜなら、弓ヶ浜の象徴的な青松林が、米子側から見ると、かえって大山の眺望を阻害しているからなのでした。。。
ちょっと熱がこもってきました!
続かせていただきます!
アトリエ主でした。
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