デジタル絵画は裏メニューです。。。♪
- アトリエ主
- 2020年6月24日
- 読了時間: 2分
こんにちは。アトリエ主です。
絵画の仕事については、かたくなにアナログ描写(納品)でまいりますが、今回クライアント様からデジタル納品を切望されましたので、それに従うことにいたしました。
といっても、いつも通りの線画着彩品をスキャナに通し、モニタ上で調整したものを納品いたしました。
作品に、さまざまなメディア上の汎用性を持たせるため、これからも電子的納品が増えてくるかも知れません。
しかしながら、アトリエ主のようにアナログにこだわる場合、これから益々味わうことになるのでしょうか、、、手元にポツンと残り続ける原画の孤独な姿を。。。
まあ、、商用絵画は役目がはっきりしてますので、当然その役目を終えたら、あとは顧みられることはありません。それはそれでいいのです。
ただ、人間の手が直接描いたナマの存在感を、作家以外誰も見ることなくこの作品は役目を終えることになります。少しばかりの寂しさを感じてもバチはあたらないでしょう。
デジタル絵画も良いことがあります。
実は、アトリエではドローソフトとCADはなくてはならないアイテム。
本来、肉筆着彩(特に水彩など)はやり直しがきかない一発勝負。ところが、デジタル(スキャン)絵画であれば多少滲みのおかしいところが出来ても、データ上、ウエットブラシを使ってペロリポンと直せたりします。
結局、作品の役割に最も効果的な納品方法が、時代によって変遷するのはやむをえないとは思います。ですが、さすがにたぶん「油彩のようなデジタル絵画を収めてほしい」というご依頼には二の足を踏むでしょう。
私は油彩作家ですので、マウスで絵の具を練ることは、逆立ちしても出来ないと思います。。。
とまあ、半分は冗談で書きましたw。アトリエの作例にデジタル絵画はありませんが、ご要望次第で描くことになっております。また、各種ペーパークラフトの原紙は、そもそもデジタルデータで作られています。
納品形態についても、問合せ時に盛り込んでいただければ幸いです。
アトリエ主でした。
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