わが町のアイデンティティって何?
- アトリエ主
- 2020年5月13日
- 読了時間: 2分
こんばんは。アトリエ主です。
GWも明け、米子でも「新型コロナウイルス感染拡大防止」に基づく各種の自粛要請も、緩やかな解除の兆しが出てまいりました。
我々アートに携わる者にとっても、関連の施設が早々に使用出来なくなるなど、軒並みスケジュールは空白化し、途方に暮れる状態が続いています。仮に自粛が解除されても、ほかの方々と同じ、すぐには元通りになりません。絶やしてはいけない地域の文化を再開花させるべく、体力の温存を図りながら活動を続けたいと思います。
不要不急の代名詞のように扱われてしまい、気運によっては真っ先に封じられてしまう文化財やアートなのですが、今回の騒動では、いざというときそれらを守り切れない危険性が、全国的に問題になりました。
残念ながら米子の為政者の一部にも、コロナ騒動以前から、即収入には結びつかない文化財やアートを排除しようという考え方があることを思い出しました。
文化財やアートは、人の心を豊かにするだけでなく、今後1000年を超え、その町のアイデンティティを担ってゆく可能性があり、それは世界の観光地を例にとっても明白です。
否定的な為政者が誕生する余地のないほど、米子が豊かな文化都市となって歩み続けてほしいです。
当アトリエは、以前、兵庫県但馬篠山城の整備事業のお手伝いをしたことがあります。
町の人たちと話をすると、まさに篠山城は地域のアイデンティティそのものでした。
整備事業の予算を市民皆さんが把握し、今度はどこが整備され良くなるのか楽しみにしています。皆さんそれぞれにお気に入りのスポットがあり、そこが早く整備されれば嬉しいとまで語ります。
米子はどうでしょうか? 声をそろえ、胸をはって守りたいと言える地域の宝はなんでしょうか?
今回のような騒動下においては、文化を否定する意見は強くなりがちです。
負けずに育ててゆきましょう!
アトリエ主でした。

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